▼外科手術が必要
インプラントの埋入には局所麻酔下による外科処置が必要です。
そのため、術中の出血、術後のある程度の痛みや腫れを伴います。また、化膿止めや消炎剤、鎮痛剤などの投与が必要になります。
▼全身的な病気がある場合、すぐに手術ができない事がある
外科処置が必要なため、麻酔や手術のストレスにより血圧の上昇しやすい高血圧症の方、出血性因子を持つ病気や、心臓病、脳梗塞などの既往があり、血液の抗凝固剤などを服用している方、傷の治りにくい糖尿病の方などは直ぐに手術できないことがあります。
▼治療期間が長くかかる
インプラントの埋入方法には、大きく分けて一回法と二回法があります。
インプラント治療を成功させるには、インプラントを埋め込んだ後、歯ぐきを一度閉じて待つ2回法が確実です。その場合、3〜4ヶ月、症例によっては6ヶ月程度、インプラント体と骨がしっかり結合するまで待たなければなりません。最終的な修復処置はその後になります。
▼特殊な検査が必要
インプラント体を埋め込む顎の骨の中には、特定の神経や血管が走行しています。手術の際それらの神経血管を損傷しないためにも事前にその正確な位置を把握しておく事が必要です。また、埋め込むインプラントの直径や長さを検討する上でも正確な顎骨の高さや厚み、密度などを把握しておく事が必要です。
そのために、CT撮影などの特殊なX線撮影と審査が必要な場合があります。
▼骨移植や造成法が必要な場合がある
審査の結果、極端に骨の量や幅が少ない場合は、インプラント体を埋め込む事ができないため、骨移植や、人工骨の補填、骨の再生療法などが必要になる場合があります。
▼治療費が高額になる
インプラント治療は現在の歯科治療の中でも最新技術の一つと位置づけられています。行うには、口腔外科的な知識や特別な研修、経験が必要です。
治療費は、設備費+材料費+人件費+技術料などが加味され総合的に決まります。
一般的には、CT検査、術前模型やインプラントを埋める位置を決めるステント製作など、手術〜修復処置を経て噛めるようになるまで、1本当たり30〜50万円位かかるのではないでしょうか。
インプラントの費用は決して安いものではありません。しかし、一定レベル以上の成果をあげるにはある程度の費用がかかってしまうのが現実です。
▼成功率は必ずしも100%ではない
成功率は90%以上といわれていますが、100%でないことも事実です。
術者の技量不足、患者様の全身の状態、喫煙習慣、お口の衛生状態の不良などにより、術後感染を起こし、インプラント体と骨が結合しない場合もあります。 |